

こんちには。てんぱぱです。

- そもそもコーポラティブハウスってなに?
- コーポラティブハウスのメリットとデメリットが知りたいなぁ。
- 自由設計ができるマンションに興味がある!

そんな疑問を解決できる記事です!
マイホーム購入は人生においてとても大きな買い物。可能な限り自分の希望に沿った住まいを見つけたいですよね。
『自由度の高い注文住宅も素敵だけど、セキュリティを考えると分譲マンションも考えてしまう・・』
このような方にご紹介したいのが『コーポラティブハウス』です。
コーポラティブハウスは注文住宅と分譲マンションのよさを併せ持つことから、マイホームの選択肢として注目度が高まっています。
今回はコーポラティブハウスについてメリットやデメリットとあわせてご紹介します!
※本記事は5分で読了できます
コーポラティブハウスってなに?

『コーポラティブハウス』は入居希望者が組合をつくり、自分たちが主体となって建物の企画・建築を行う集合住宅のこと。

コーポラティブ”cooperative”は”協同の、組合の”という意味があります。
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複数の入居希望者が事前に建設組合をつくり、自分たちで『土地探し』『設計依頼』『施工発注』などを行う方式で建てられた集合住宅になります。
一戸建ての注文住宅のように、入居者の個々の希望を反映させながらプランを実現していく、自由設計のマンションといえます。

なるほどなぁ。けど建築の知識がない人には向かないのかな・・・

サポートをしてくれる会社もあるので大丈夫ですよ!
自分たちでゼロから集合住宅をつくるとなると、かなり専門的な知識が必要になるのではないかと不安な声もあると思いますが、サポートをしてくれるコーディネート会社もありますので問題ありません。
建築家と対話をしながら、それぞれの暮らしに合わせた住まいを作っていくことができます。
海外では欧米を中心に人気の高い住宅スタイルとして広く普及しています。日本で初めて建てられたのは1960年代で、半世紀以上の歴史もあります。
分譲マンションとの違いは?

分譲マンションと比べると具体的にはどんな違いがあるの?
分譲マンションとコーポラティブハウスの違いは以下になります。
分譲マンション | コーポラティブハウス | |
事業主 | 不動産会社 | 入居希望者 |
価格帯 | 高 | 低 |
予算の自由度 | 低 | 高 |
住戸プラン | 選択 | 自由 |
購入までの期間 | 短い | 長い |
売却のしやすさ | 比較的しやすい | 比較的しにくい |
1.事業主
分譲マンションの場合、不動産会社が事業主として土地の取得や建物の設計・建築などを行いますが、コーポラティブハウスの場合は入居を希望する人たちが建設組合をつくって事業主となり、住まいづくりを進めるのが特徴です。
2.価格帯
コーポラティブハウスの場合は、基本的に事前に入居希望者枠がすべて埋まった状態から計画がスタートするため、モデルルームなどの広告宣伝費にかける費用は少なく済みます。
また、建設組合が直接土地を購入し設計、発注をするので中間経費も抑えることができます。
3.予算と住戸プランの自由度
分譲マンションの場合は『所定の価格』と『条件』で既定の住宅商品を購入するという流れになるため、住宅を取得するまでの土地取得費や販売経費が一つひとつ開示されることはほとんどありません。
一方、コーポラティブハウスの場合は、費用の一つひとつが開示されるため透明性があります。住戸プランの設計も自由なため、比較的自分たちの希望予算を反映させやすい仕組みになっています。
具体的なコーポラティブハウスの費用例は下記になります。
- 土地取得費
- 建築工事費
- 設計費
- 企画、調査費
- 予備費

予算もプランも融通が利きやすいんです!

これなら価格を抑えられそう!
5.購入までの期間
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分譲マンションを購入する場合はマンションを選び始めてから住み始めるまでの期間は一般的に数ヶ月から1年ほどになります。
一方、コーポラティブハウスの場合は建設組合立ち上げから完成までの期間として、1年半から2年ほどかかります。
用地取得や設計、見積、施工発注に伴う打ち合わせの他、組合の総会が竣工までに5回~10回ほど開催されるため、分譲マンションに比べると購入までの期間は長くなります。

打ち合わせや総会の回数はプロジェクトにより異なります!
6.売却のしやすさ
分譲マンションに比べると、自分たちのこだわりを形にした個性的なコーポラティブハウスのマンションは比較的売却のしづらさが残ります。
しかし、個性的な物件の良しあしは人それぞれの好みによりますので、すべてに該当するということはありません。

買い手の決まりにくさがあるのか~。

スタンダードな分譲マンションと比較するとそうですね!
コーポラティブハウスのメリット5つ
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ここからは、コーポラティブハウスのメリットについてご紹介します。
結論からいうと以下です。
❶ 大規模な集合住宅の建築に参加できる。
❷ 外観や内観を自分の好みに反映させやすい。
❸ 予算を抑えることができる。
❹ 入居者と良好なコミュニティが築きやすい。
❺ 住まいに対する思いが高まる。
1つずつ見ていきましょう。
メリット①:大規模な集合住宅の建築に参加できる。
コーポラティブハウスはただ家を購入するだけではなく、プロジェクトに参加することでゼロから住まいづくりに携わることができます。
誰かの家を建築するためではなく、自分自身の理想の住まいを『つくる』ためのプロセスは一つひとつが貴重な時間になり生涯の思い出になること間違いなしです!
メリット②:外観や内観を自分の好みに反映させやすい。

コーポラティブハウスの最大の魅力の一つが『自由設計』になります。
人生における環境は千差万別。一人ひとりが自分のライフスタイルに合わせた理想の住まい像を持っていると思います。
✓ 子供のための間取りにこだわりたい。
✓ 仕事をするための書斎が欲しい。
✓ フロアの天井高の空間を広く確保したい。
✓ 憧れの暖炉がある生活を楽しみたい。
設計者と密にやり取りをしながら、このような自分にとって快適で理想な住まいをつくることができます。
メリット③:予算を抑えることができる。
前述しましたが、分譲マンションと比べると広告宣伝費や中間経費にかける費用がほとんど必要ないため、低価格で住まいを手に入れることができます。
自由度の高い注文住宅は仕様によって価格は異なりますが、格安で土地を手に入れたり、重要なこだわりポイントだけに絞って費用を抑えない限り、後から予算オーバーになるということもあります。
メリット④:入居者と良好なコミュニティが築きやすい。
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『住まいを建てる』という同じ目的のもと入居者同士が組合を結成し、プロセスを共有しながらマンションの建築をするので自然と一体感が生まれます。
入居前に組合の総会を開催し、共同住宅のルールを決める機会もあるので安心な暮らしができます。
また、入居までに顔を合わせる機会も多いので、入居後も良好な近所付き合いをスムーズに行いやすい環境が整っています。

ご近所付き合いは大切だよね。
メリット⑤:住まいに対する思いが高まる。
ゼロから自分の理想の住まいをつくるため、完成後のマンションに対する思い入れは計り知れないものがあります。
その思いは入居者全員が持っているため、入居後の建物の管理もしっかりと行われることも利点の一つです。

入居者によってマンション名を決める機会もありますよ!

ち、地図に自分たちが決めた名前が・・!
コーポラティブハウスのデメリット3つ
続いては、デメリットについてご紹介します。
こちらも結論からいうと以下です。
❶ 打ち合わせや組合の総会が多く、時間や手間がかかる。
❷ 組合からの脱退は、建物完成まで基本的には不可。
❸ 供給戸数が少なく、希望エリアを絞りにくい。
デメリット①:打ち合わせや組合の総会が多く、時間や手間がかかる。
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前述しましたが、コーポラティブハウスの場合は組合を結成してから完成までの期間として1年半から2年ほどかかります。
もっと言えば、組合員募集のプロジェクトがスタートし、参加者が集まり結成されるまでの期間は概ね6ヶ月ほどかかります。もちろん枠が埋まれば終了ですので、早まる可能性もあります。
組合の結成後は建物完成までの期間中に「設計者との打ち合わせ」や「組合の総会」が数十回にも及びます。
なので、住まいづくりのプロセスを楽しむことができない人にはあまりおすすめできません。
デメリット②:組合からの脱退は、建物完成まで基本的には不可。
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組合員が抜けると、プロジェクトが滞ってしまうため途中で脱退しないことが基本です。
なので、組合契約の中で違約金を定めている場合もあります。途中脱退における対応はコーポラティブハウスのサポートをしてくれるコーディネート会社により異なります。
万が一、やむを得ない事情により参加を継続することが難しくなった場合はコーディネート会社に相談をしてみましょう。

プロジェクトに参加する前にルールを把握しておく必要があるんだな。
デメリット③:供給戸数が少なく、希望エリアを絞りにくい。
コーポラティブハウスの供給戸数は年間100~200戸程度になります。
コーポラティブハウスの事業運営には特別なスキルが必要なので、事業・企画をサポートするコーディネート会社はまだまだ少ないという現状があります。
なので、住居を希望するエリアを絞りすぎると、プロジェクトに出会えない可能性もあります。
新規プロジェクトの情報をいち早く入手することで、自分が希望するエリアのプロジェクト発足を見逃さないようにしましょう。

コーディネート会社の会員向けサービスに登録をしておくことをおすすめします!

希望エリアのプロジェクトスタートの案内がきた~!
【まとめ】コーポラティブハウスで理想の住まいをつくろう!
この記事では注文住宅のような自由設計とセキュリティ面における分譲マンションの良さを併せ持つ『コーポラティブハウス』についてご紹介しました。
完成形が見えない状況でゼロから住まいをつくることに不安になりそうですが、理想の住まいが形になるに連れ、不安が楽しみに変わっていきそうですね。
コーポラティブハウスは自分の思い描く家がつくれるのはもちろん、お金のかけ方も自分で選べます。理想の住まいにカスタマイズしたい人にはおすすめです!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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